中途採用の求人をしている企業にとって
即戦力となる優秀な人材との出会いは
「宝」といっても過言ではありません。
しかし、そんな優秀な人はどの企業でも引く手あまたです。
今回は、優秀な人材に出会いやすい「時期」についてお伝えします。
1|景気が良いときよりも不況時が狙い目
景気が良いときは現状に不満を持たず
今の仕事を頑張ろうという気持ちが働きます。
ところが、不景気になるとそういった意識にも変化が見られます。
優秀な人であってもリストラされることもあるでしょう。
また、昇進や昇給が滞ってしまい、正当な評価が得られなくなり
その企業に属することに疑問を持つ人もいます。
それが、より良い職場環境を求めて転職を考える機会となるでしょう。
ですから、好景気よりも不景気なときほど
優秀な人材に出会えるチャンスがあるといえます。
2|大手の求人が多い時期を避ける
一般的に大手企業の中途採用の求人が増えるのは
上半期のスタートである3、4月や
下半期のスタートである9、10月だといわれています。
採用活用が年間事業計画に組み込まれている場合は
時期を限定した求人となるでしょう。
ですから、優秀な人材が大手企業に採用されるのを防ぐためには
求人が少ない時期を狙うのがポイントです。
また、管理職やプロジェクトの責任者などは
仕事がひと区切りしてからの転職となるため
決算を終えたばかりの3、4月は避けたほうが無難です。
新卒の社員の教育などがひと段落した5、6月など
優秀な人材が転職活動を始める時期に合わせて
求人を出すのもひとつの戦略です。
3|同業の競合に採用されないために
優秀な人材を採用したいと思うのは競合も同じです。
競合に勝つための求人の時期は
ズバリ、その業界の繁忙期です。
「繁忙期は採用どころではない」というのが本音でしょう。
しかし、それは競合も同じこと。
だからこそ、ライバルが少ない時期に求人を出すことで
優秀な人材に出会う機会をつくることができます。
また、年間に何度か求人を出す場合は
他の業界の繁忙期も把握しておくといいでしょう。
採用活動とは人的コストがかかるものです。
求人から面接、その後の手続きや入社後の教育までに
労力とお金をかけるのは、優秀な人材を採用するため。
ですから、そのための戦略を練るのは当然のことですよね。
より良い人材に出会うために、求人の時期を見極めましょう。