求職者にとって、いまだに根強い人気を誇るハローワーク。
ハローワークで見つけた仕事に就くかどうかはともかく
「まずは、ハローワーク」
という、転職活動の第一歩として利用されています。
一方、求人サイトや折り込みチラシ、求人雑誌などの媒体も
数多く存在しています。
ハローワークのように、「まずは」と選択されることで
求人の応募の数も違ってくるでしょう。
では、ハローワークにはどんな強みがあるのでしょうか?
1|「地元の就職に強い」というイメージ
ハローワーク=その地域の求人に強い
というイメージがあります。
実際は、求人サイトなどの媒体でも
そういった情報は手に入りますが
「地元で就職するならハローワーク」というのが根強い理由です。
気になった求人については気軽に窓口にて相談ができます。
求人サイトにも担当者に相談できますが
相談員も地元の人であれば親近感がわくため
ハローワークで仕事を見つけようと考えるでしょう。
2|情報が氾濫している
転職や再就職の活動を始めるときは
何から手をつければいいのか分からず
途方に暮れてしまうこともあります。
求人サイトなどの多くの情報から選ぶのが苦手な人にとっては
ハローワークはとても身近な存在でしょう。
また、離職票の提出や職業訓練校への申し込みなど
用事があって訪れる場所でもあるので
転職の第一歩として利用される確率が高いというわけです。
3|インターネットで検索できる
近年では、わざわざハローワークに通わなくても
インターネットで仕事を検索できるようになりました。
そのため、求人サイトとそれほど違いがハッキリとしているわけではなく
若者を中心に転職、再就職のひとつの方法として採用されています。
これらが、求職者がハローワークを最初に選ぶ理由だと考えられます。
ですから、求人サイトや他の媒体に求人情報を掲載するときは
・ハローワークと同じやり方で、もっと情報を分かりやすくする方法
・ハローワークとは差別化をはかる方法
この2つの方法のどちらかを取り入れるといいでしょう。
1つめは、情報をコンパクトにまとめることが肝心です。
募集地域を明記し、企業の特色を分かりやすく表記します。
そうすることで、あふれる情報の中から選ぶのが苦手な人も
目を向けることがあるでしょう。
2つめは、ハローワークにはない情報を掲載して差別化をはかります。
働いている人の写真や先輩のインタビューなど
就職後の自分が想像できるような情報を載せるといいでしょう。
媒体にはそれぞれに良さがあるので
その特色を生かすのが第2のハローワークへの近道だといえそうです。